看護師の心は細部に宿る|その仕事の正当な評価と給料

ある女性検査技師さんとのインタビュー

看護師さんの給料は正当に評価されていない

 先日、とある病院にお勤めなさっている女性検査技師さんのお話を聞く機会がありました。

 

「看護師さんのお仕事について、どう思われますか?」
とたずねてみたところ、興味深いお話を聞くことが出来ました。

 

彼女(以下、Uさん)の病院では、看護師さんたちの基本給はとても低いのだそうですが、Uさんいわく、「夜勤代がすごい」とのこと。
「だから、若い人は夜勤に入りたがるんだよね」と言うUさんに、私は疑問に思ってたずねました。

 

――若い人は、ということは、年配の人は、そんな必要がないくらい、お給料がもらえるってことですか?

 

それに、Uさんは少し苦笑して、少しばかりアレな話を教えてくれました。
「うちの病院は、実は母体が宗教団体なんです。だから、看護婦さんは付属の看護学校を出てる人が大半で。幹部の人はほとんど、宗教団体の幹部さんなんですよね」

 

――そ、そんなこと話しちゃっていいんですか?

 

「どうぞ、記事にしちゃってください(笑)。幸い、私が所属してる部は強制入会じゃないんですけど、看護部と事務さんは、ほとんどが宗教家さんみたいなんです」

 

Uさんは、こんな話もしてくださいました。
「彼女たちは、もっともらってもいいと思うんです」

 

――お給料のことですか?

 

「はい。かなり、つらい思いもしてると思うから」

 

――つらい思い。

 

「私たちのような、ドクターとか、白衣を着てるひとたちには、患者さん、あまり本音をぶつけることはないんですよね。 それに比べて、やっぱり日常的に患者さんたちに接してる看護師さんたちは、患者さんたちから、結構きついこと言われたり、悩み事をぶつけられたりって、本音でぶつかられることが多いみたいなんです。そういう苦労を、正当に評価してあげてほしいと思います」

 

――正当に評価。

 

最近ぶつかることの多いその言葉に、私は少し考え込みました。

 

派遣社員さんや、バイトさん、パートタイマーさん。看護師さんに限らず、社会のピラミッドの「下の方」に位置する人たちは特に、その「正当に評価して欲しい」という気持ちを、いつも抱えているのだろうと感じました。派遣社員でつらい思いをしている友人が、なんでもないように言った言葉が、今でも私の心に刺さっています。

 

「別に、たくさんお金が欲しい訳でも、贅沢したいわけでもないんですけど。ただ、正当に努力を認めて、評価して欲しいだけなんすけどねー」
映画が大好きな彼女は、この師走で、おしごとがつらすぎて大好きな映画を観に行けずにつらい、と、ぽつりとつぶやいていました。

 

2章 その仕事の細部には神がいますか?>>

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